ちょうど1年前、「観光案内ができるライドシェアタクシー爆誕の予感(期待)119/100」という記事を書きました。
2024年春からは海外でも走っている一般的なライドシェアではなく、タクシー会社の救済策的な色合いの強い「日本版ライドシェア」が施行されました。
主な特徴としては、
- タクシー会社による管理(ドライバーの教育や車両の整備、配車システムの管理など)
- 配車限定サービス(事前に運賃が確定する配車限定)
- タクシー並みの料金
- 運行時間・エリアの制限(タクシーが不足している時間帯やエリアに限って運行が許可)
- 普通免許で有償運送可能(タクシー会社が行う研修を受講する必要)
であり、徹底して既存のタクシー会社との競合をされる設定となっています。
ただ、せっかく作った制度でありながら制約が多すぎるため、東京の一部以外ではほぼ活用成果が見られず、地域に行けば行くほど活用されていないということもあってか、秋以降、現状に合わせて柔軟な対応を示しつつあるようです。たとえば、配車を依頼する際に、乗車地・降車地を指定し、運賃が事前確定されることが必要条件だったことから、「配車アプリ」の利用がマストであったものが「電話予約」もOKになったり、酷暑時、災害時の配車枠を広げたり、大都市部以外の地域における供給車両数・時間帯の拡充を進めたり、かなり急速なペースでの改善が行われています。はじめにタクシー事業者に配慮しすぎてあれもこれも絞りすぎた結果、あわてて修正している感がありますが。。。
でもその中に朗報が!
11月末、これまでは走行距離に応じて乗車前に確定する事前確定運賃、つまり「メーター運賃」での運用しかできなかった日本版ライドシェアの運行に「時間制運賃についても、事前に運賃が確定することが一般的であるため、事前確定運賃制度に準ずるものとして解釈する」見解が発表されました。
「時間貸切」でも日本版ライドシェアが適用できるということです。
ということで、これからは普通免許で貸切観光ドライバーができるのです!
1年前の記事がついに実現できることになりました。
既存のタクシードライバーが「ガイド技術を身につける」「外国語を習得する」のではなく、英語ができる普通免許保有者がインバウンド観光ドライバーになれる、町のボランティアガイドさんが普通免許で観光ドライバーになって収益を得られる、ということが実現できるようになったということです。
2022年2月に書いた記事「「二刀流」タクシードライバー 21/100」が現実的になってきました。
まさに今年は「観光案内ができる貸切ライドシェアタクシー爆誕」元年。
個性豊かないろいろな専門家が普通免許で観光ドライバーをすれば日本の旅はもっと面白くなる!
そんな1年の始まりに期待しましょう。
私も春にはそのプロジェクトが始められるように頑張ります。
本年もどうぞよろしくお願いします。
※画像は生成AIにこの記事をもとにしたプロンプトを入力して生成したものを使っています。