定年退職を控え、あと何年と数えられるようになると出てくる悩み「趣味がない」
会社勤めの方の場合、大学を卒業してから定年までほとんどの時間を「会社が決めてくれてる」のが当たり前でした。忙しくても暇でも会社を軸にスケジュールを決めていればよかったのですが、退職後は24時間フリー。自分で時間の使い方を決めなければなりません。
ゴルフが趣味と言っていた人も退職後には毎日ゴルフをするわけにもいかず、会社の友だちとの付き合いも薄れてしまい時間を持て余す毎日。地元にもあまり人間関係がないし、一歩間違えるとずっと家の中でテレビのお守り。。。
反対に専業主婦の方は毎日の時間を自分で組み立てるのが当たり前ですから、常にやることがあります。地域とのつながりも多く、空き時間ができたらすぐにお仲間と集まれる。
ここに亀裂が。。。
私もそんな退職前後の男性のひとりなので、人生100年時代にまだ40年もあるのに「やることがない」「趣味がない」を避けたい。
でも、退職して初めて、なにごとも会社に決めてもらっていたと気づくわけですから、趣味を見つけるにしても主体的に探すのは難しくて、誰かに誘われるとか、イベントだとか、旅行だとかのきっかけがほしい。しかも、一回では決めにくい。
そこに新しい市場がありますよね。
町中にはかならず文化教室やカルチャーサロンがあるのですが、気になるクラスを受講しようと思っても、気に入るかどうか、どんな先生か、どんな受講生がいるかもわからないのにどれか一つを決めて3ヵ月単位で申し込む必要があったり、こちらもハードルが高い。
コロナ禍でぐっと増えたのがeラーニング市場でのオンライン学習やオンラインカルチャースクールのサブスクリプション。1ヵ月定額で気になる講座をどれだけ受けてもいいので受講生を集めています。
また、今、子ども向けに複合型スクールといわれる「複数の習い事を”1カ所で”受講できる新スタイルのスクール」が生まれています。こちらはこれまでバラバラに存在していた学習塾、そろばん、リトミック、ピアノ、英会話などの教室が1ヵ所自由に選択して受講できる月謝制のスクール。
これらを参考に考える新規事業とは、
やりたいことがみつかるまでいろいろな趣味講座を一コマ単位で自由に選択して受けられるサブスク型のカルチャーサロン。レッスンがなくてもふらっと立ち寄れるカフェがあってそこでサロンメンバーと交流ができる。
そんな場所があったらいいと思いませんか。
地域の民芸・工芸を加えれば、旅ナカで1日過ごせる場所にもなりますよね。
新しい旅行目的地にもなりえます。
ここまで書いて気がつきました。
こういうところで趣味と出会えるのが価値なのか、単に家庭以外の場所に自分の居場所があるだけでもいいのか、本当に必要なのはどちらでしょうか(笑)
※新規事業100のカテゴリーは、私の思いつく観光系新規事業を日々書き留める場所。
一緒にやれそうなときはぜひ声をかけてください。
100までやります♪