大学生のフィールドワークを支えるクラウドファンディング

私の新潟での仕事でいつもお世話になっている城西国際大学の金子先生から報告いただいた大学生の取り組みにつきまして、少し書かせていただきます。

小湊鐵道コラボ企画『秋みっけ〜音とレトロな小湊列車〜』でランタンイベントを見に行こう!

千葉県の城西国際大学観光学部の学生が「地域活性化」に取り組んでいます。現代の学生は実践が中心。どんどん社会に出て行ってたくさんの大人と交流しながら、自分たちの考えたことを実践する機会が多く設定されています。ですから、インターンとして出会った学生さんたちはみなさん大人との会話にも慣れていてコミュニケーション能力が高い。臆することなく会話して、時間をかけず仕事の中に溶け込んでくれます。

・課題の発見能力
・構想力
・プレゼンテーション能力
・見せ方・伝え方
かつてはそこまで要求されなかったのでしょうが、最近はそれらすべてがスマホの中に情報としてまとまっているし、アプリを使えば難しい作業も簡単にできてしまう時代ですから、みなさん結構上手にまとめられるようになってきたと思います。そして、それらの能力すべてを求められるフィールドワークを経験することにより、そのレベルがさらに高まるという好循環が期待できます。

それでもうひとつの感心が、資金まで自分たちで集めて行動するということ。
クラウドファンディングはそのためのツールとして最高の教材ではないでしょうか?

・自分たちのやりたいことを説明
・そこに至るまでのプロセスのまとめ
・具体的な実施事項の提示
・お金の使い道の明示
・支援者への感謝と報告

これらのことを一連の学習の中で時間を区切りながら着実に実施していくわけですし、そのプロセスは外部の支援者にもオープンにして報告しながら進めるわけですから、やり遂げるまで学生さんたちも大変でしようね。それらを乗り切った後にもしっかりとデータとして稼働記録が残るので手は抜けません(笑)
どちらかというとクラウドファンディングについては「返さなくてもいいお金」をうまく集める方法的にとらえられがちですが、「学習」の手段として見るとこんなうまい仕組みはないですね。きっと大学の先生たちも資金集めの苦労は減るし、プロセス支援がしやすいわけなので、きっと喜ばしいツールなんでしょう。

ということで、みんなで支援して大学生の活動を盛り上げてまいりましょう。

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