謹賀新年 旅ナカをもっとおもしろく

商品・サービス

新年あけましておめでとうございます。
旅ナカラボ合同会社も本格的に始動してまいりますのでどうぞよろしくお願いします。

旅ナカラボの仕事は、
・おみやげ雑貨の企画・販売
・ワークショップ
・観光コンサル
です。

なんでおみやげ?とよく聞かれるので少し書いてみます。

これまで旅行会社の中でいろいろな新規事業の企画・開発を行ってきましたが、一番やりたかったことがおみやげ事業。商事会社に出向して国内・海外のおみやげの通販を担当しましたが、実際の「モノ」を扱うことの楽しさを感じました。なぜこの商品を仕入れるのか、なぜおみやげとして喜ばれるのか、どんなパッケージがおみやげとしてふさわしいのか、仕入れから流通まで勉強させていただくうちにますます興味が広がっていきました。そんなことで独立したらおみやげにかかわる仕事をやってみたいとかねてから思っていました。

ただ、近年では職場旅行も減り、近所づきあいも減ることにより、年々おみやげ消費額は減少しています。
※宿泊旅行中の菓子類購入額 2009年 4177円⇒2019年 3101円 (観光庁データ)

なぜ買わなくなったのか?
買って帰る理由=おみやげを買って渡す理由がなくなってきたからですね。
薄い人間関係(笑)をつなぐコミュニケーションツールとしてのおみやげはなくなりつつあるということでしょうか?

一方で家族や友人とのつながりは強く、リアルタイムにSNSで発信しながら旅行しているくらい活発で濃いコミュニケーションになってます。旅行の目的や行動も「見る」とか「食べる」とかだけでなく、その結果を「発信する」「報告する」ことに重きが置かれています。まるでSNSのために旅しているような。。。そして、この情報共有を前提におみやげが選ばれていきます。

たくさん買って配るおみやげ⇒現地でリアルに共有した情報とともに渡すおみやげ

今、はやりの表現でいえば、旅行中の消費行動は、出来上がった商品を買うだけの「アウトプットエコノミー型」から、製作過程や途中段階を共有することでストーリーやコミュニケーションを新たな情報価値として商品の一部としていく「プロセスエコノミー型」へとシフトしていることがわかります。

そこでは、自分とかかわったモノを記録や記憶に残るコトとして発信しながら旅をする新しいスタイルが生まれています。そこに必要な体験・プロセス(自分で収穫した、撮った、作った、描いた、参加した、書いた)が新しい需要のキーワードとなっていくことでしょう。

おみやげ市場は縮小しているように見えますが、
おみやげ自体の概念の変化、目的の変化が起こっている。
こちらのほうに新しい需要を感じています。

モノとコトとの組み合わせから、
かかわりづくりとプロセスの共有による旅ナカの新しい楽しみ方を創出する

おもしろいテーマですね。
あたらしい年には新しい提案をどんどんしていければと思っています。
みなさま、どうぞよろしくお願いします。