観光ガイドブックレベルを超え、地域の中のせま~い情報まで教えてくれるハイパーローカルコンシェルジュがほしい 2/100

新規事業100

世界のツーリズムリーダーが集まるオンラインコミュニティで「2022年はどんな年になる?」という問いに対して、旅行トレンドのキーワードして出てきたのが「ハイパーローカル(超地域密着型)」という言葉。

世界の観光リーダーが今年の注目トレンドを予測、旅行体験では「ハイパーローカル」、出張の滞在は長期化か?【外電】 2022/1/3の観光産業ニュース「トラベルボイス」

コロナ禍により遠出を避けてコンパクトに旅をするマイクロツーリズムの潮流から、自分が暮らすエリアを再発見する楽しさに目覚め「訪問先の地域を知り地元の人々と交流できる、表層的ではなく、より深い文化体験」を求めるだろうという予測です。

ハイパーローカルという言葉は、コロナ以前にも、旅行や観光にAIが導入される未来に求められるツーリズムトレンドのキーワードとしてすでに出ていました。AIにより情報の密度・精度、情報量が何倍も必要になった時に地域における情報蓄積とコントロールが求められるということでローカルの担う役割が変わってくるという意味合いでした。

「ハイパーローカル 」で求められるのは、グルメとか観光スポットとかの既存のデータベースレベルの情報だけではなく、そこにどんな人がいて、どんな体験ができるのか、今日は何がうまいのか、この話は誰に聞けばいいか、名物女将のいる店は、2軒目はどの店がいいなど、観光とはほぼほぼ関係ない、ほぼ生活者の求めるものに近い「リアルな人の情報」だと思います。

アフターコロナの観光スタイルの変化、AI時代を見越した高度な情報提供の必要性を考えますと、人と人とをつなげるレベルの情報を提供し、地域での「より深い体験」を提案できる情報が日々集まる「ハイパーローカルコンシェルジュ」が必ず必要な時代が来そうですね。

訪日インバウンドの外国人が欲しがる情報ってこういう情報だったんですよね~。

星野リゾートの星野社長の予測ではインバウンドの本格回復は2025年。
今から準備すれば間に合いますよ。

※新規事業100のカテゴリーは、私の思いつく観光系新規事業を日々書き留める場所。
 一緒にやれそうなときはぜひ声をかけてください。
 100までやります♪