焼きたてパンとご当地スープのマリアージュ 101/100

コロナ禍の前あたりから流行し始めて、コロナ禍の巣ごもり需要をうまくとらえてきた高級食パンのブームについては、大都市圏ではもはやオーバーストア気味となり淘汰が始まりました。加えてウクライナ情勢の悪化などによる小麦価格の高騰により、このあたりで一息ついてしまうんでしょうね。

ただ、この10年くらいでしょうか、食パンだけでなく、菓子パン、総菜パン、サンドウィッチ、ハンバーガー等、あらゆるパンがおいしくなりましたよね。インターネットの時代になり、パン作りのノウハウが共有されやすくなったのでしょうか。
ラーメン業界も同じですね。かつては東京においしいラーメン屋さんは一極集中していましたが、いまや全国どこに行ってもそれなりにおいしいラーメンがいただけます。

高級食パンについては、おいしいはおいしいのですが、毎日食べるわけにもいかない。
都会の繁華街で高級パン単品を予約販売する専門店を出店しはじめ、庶民の手から離れたところでブーム終了の予感がしていました(笑)
毎日食べるパンを銀座や新宿で買ったり、予約してとりに行ったり、そんなに面倒なことをしてまで買いたいとは思いませんよね。

それはさておき、町のパン屋さんはどんどん増えているような気がします。
2000万円くらいの投資で開業ができるので、比較的参入しやすいし、商圏が狭いので、ローカル都市だと競合が発生しにくい。最近ではホリエモンプロデュースの「小麦の奴隷」のような冷凍パン生地を使うことで早朝からの重労働を回避する方法も生まれています。
それでいて「おいしい」わけですから、新たな起業手段として参入していただき、地域に定着してもらいたいと思っています。

話は変わりますが、Soup Stock Tokyoのスープって決して安くはないですが、めちゃくちゃおいしいですよね。コロナ禍では既存店舗は大変だったと思いますが、冷凍スープ通販がギフト需要に加えて、巣ごもり消費の広がりも販売を押し上げたそうです。

スープとパンって絶対的に合いますよね~。

不思議なのは、なぜパン屋は増えるけどスープ屋さんは増えないのか?
スープ専門店となると男性からすれば「おなかいっぱいにならない」からでしょうか?

でも、地域の頑張ってるパン屋さんには、その地域の食材やグルメをうまく取り込んだ「絶品スープ」があるといいですよね~。
スープだけを販売する店舗は地方では成り立たないかもしれないので、その地域の名店に作ってもらったスープとか、地域の名産品スープとかを冷凍スープにして、パン屋さんに売ってもらったり、地域のオリジナルギフトとして通販をしたりできると、パンを食べるときの楽しみがまた一つ増えますよね。

焼きたてパンとご当地スープのマリアージュ♪

観光地の旅館街とかホテルの周辺に焼きたてベーカリーとおいしいスープがいただけるカフェがあると最高ですね。二日酔いの方にもピッタリですよね~。思わず朝食抜きにしてしまうかもしれませんが。