頭も身体もあったまる「まちあるき×クイズツーリズム」

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クイズツーリズム第2弾はクイズ&ウォークイベント。
11月最後の日曜日に新潟県上越市で「上越クイズ&ウォークイベント」を開催しました。
弊社はイベント企画・運営、クイズ制作を担当。

参加チームには
・上越市内に配置した20ヵ所のチェックポイント一覧とマップ・・・どこを目指していくか
・チェックポイントで解くクロスワードパズルのマス目・・・現地でのポイント獲得ミッション
そして、ローカル鉄道「えちごトキめき鉄道(トキ鉄)」の時刻表。

ゲームとしては、
10時~14時の4時間の間にトキ鉄を利用して、高田駅・直江津駅・上越妙高駅などの周辺に設置したチェックポイントをどれだけ回って、ポイントを稼げるか?というものですから、最近はやっているフォトロゲイニング(地図をもとに、時間内にチェックポイントを回り、得点を集めるスポーツ)に近いのですが、我々のターゲットはファミリーでして、基本的には歩いて町なかのチェックポイントをめぐることが目的です。

しかも、イベントではローカル鉄道の時刻表を見ながら、次の列車何時に来るのか、どこまで行けるのか、駅とチェックポイントの間を何分で移動して何点稼げるかなどをゆっくり考える時間があります。なぜならば、ローカル鉄道は一時間に1~2本しか走っていないので、ガンガン移動できないのです(笑)そして、さらにチェックポイントに着いたらそれで終わりでなく、そこでしか解けないクロスワードパズルが待ち受けている、という仕組みで時間が消費されます。

参加チームはチェックポイントで記念撮影して、クロスワードパズルの答えをその場でLINEを使って本部に送信。4時間のイベント中はひっきりなしに本部にLINEが着信。リアルタイムにどのチームがどこにいて、何点稼いでいるかがわかり、さながら、選挙特番の開票速報をやっているようでした。

結果、参加チームも主催者も4時間頭を使いっぱなしのワクワク感が止まらないイベントとなりました。

当日、前夜の荒天の影響もあり、肌寒い中での集合でしたが、4時間動き回ってゴールに戻ってきたころには頭も身体もポカポカ状態。みなさん興奮気味に戻ってきてくださいました。

参加者の方とお話をしましたが、「ずっと頭を使っていた」「家族みんなでクイズを解いた」「忙しかったけど盛り上がった」という感じでみなさん興奮気味。そんな話を私に向けてしてくださっているのですが、目線は子どもさんたちに向いていて、「なっ、楽しかったよね」「みんなで頑張ったね」みたいな家族内でのアイコンタクトが飛びまくってました。鉄道&クイズイベントの楽しさ以上に家族のイベントとしても大切な時間が提供できたと実感したところです。

かつて「脳内エステ IQサプリ」というクイズ番組がありました。クイズやなぞ解きをして答えがわかるとスッキリする、反対にわからないとモヤッとする。モヤモヤした時には司会者にモヤッとボールを投げつける。。。みたいな番組でしたね。答えがわかった時のスッキリ感が印象的でした。

視聴者参加型のクイズ番組がほぼ消滅しているこの時代ですが、家族みんなが参加でき、鉄道に乗ったり、観光を楽しんだりしながら、クイズを解いて、頭と身体を使う新しい形のイベントの姿が少し見えてきました。
運営上やコスト上の課題はまだまだありますが、意外といけるぞっという手ごたえが残りました。

参加者の方からはイベント終了後に、20ヵ所のチェックポイントすべてクリアできなかったので、いけなかったところのクロスワードパズルを解きたいから、問題を開示してほしい!と数件連絡をいただきました。イベント終了後も家族で盛り上がっていたようですね~。