小田原のEVカーシェアは箱根に来た人の移動手段としてピッタリなのではと勝手に考えてみた

小田原メモ

小田原にはeemoという名前のEVカーシェアサービスがあります。
このサービス、電力の地産地消を目指す湘南電力という会社が地元小田原でつくった再生可能エネルギーを使って主に充電を行うというエコで、カーシェアとして運用されているそうです。停車時にはエネルギーリソース(蓄電したものを他の用途で使う)、災害時には地域の非常用電源として活用されるという社会的価値の高いサービスですね。

カーシェアとは複数の会員で車を共有して利用できる仕組みまたはサービス。レンタカーとはレンタカー事業者から車を借りて利用するサービス

○初期費用ゼロ・年会費ゼロ
 初期費用なしで、いつでもクルマが使えます。たまに使うだけなら月額会費ゼロ。
○利用料金は乗った分だけ
 15分単位で、使った分だけお支払い。
○維持費ゼロ
 駐車場代・税金など、維持費は一切かかりません。

月が行く会費なしのたまに使うプランならば、6時間まで 5,720円、12時間まで 9,240円
詳しくは、小田原・箱根発 電気自動車カーシェアリングeemo
https://www.eemo-share.jp/fare/faredetail/

大手のレンタカーやカーシェアと比べて少し安くなる価格設定はありがたいです。

せっかく小田原・箱根で展開しているならば、もう少し観光で使われる方法はないかと思い、ちょっと考えてみることにします。

・箱根に行くついでにEV初体験という観光目的を提案
・環境意識高い系訪日外国人向け環境ダメージの少ないEVで観光
・実は箱根には駐車場が少ないし、レンタカー会社も少ない
・小田原発なら箱根にも熱海にも湯河原にも行きやすい
・車でしか行けない足柄峠から富士山絶景からの渋滞なしで箱根入り
・新幹線できた箱根観光客は小田原からカーシェアしたほうが効率的に観光できる
・箱根を周遊できる8つの乗り物が乗り放題「箱根フリーパス」の中に加えてもらうといいのでは
・箱根までご飯食べに行って帰ってくるならタクシーよりきっと安い
・小田原から海沿いの絶景を見ながら湯河原、熱海にチェックイン
・人気のアートスポット江之浦測候所は車じゃないと行けません
・小田原~鎌倉は一時間で行けるから箱根で借りるより広範囲に楽しめる
・小田原~湘南で車を停めて海を眺められるところ多いです。
・石垣山の一夜城(秀吉の一夜城)には車じゃないといけない
などなど、いろんな利点はありそうです。

小田原は新幹線のぞみに通過されてしまう駅なのでお城では有名ながら、意外とみなさん海が近いということをご存じなかったりします。

おすすめは「箱根で温泉×小田原の海のドライブ」

箱根に行くとなると箱根の山の中でいろいろな温浴施設や美術館などの入場施設があるから、どこに行こうと悩むことが多いのですが、小田原から箱根湯本までは15分くらいなのでその前に海沿いをドライブして景色を楽しんだり、海を散歩して歩いたりするといいですよ。
下の3枚の写真はすべて小田原の海岸の写真ですが、お城とかまぼこのイメージではない魅力を感じませんか?

そしてもうひとつは「歴史好き向け小田原攻めの規模をEVカーシェアで体感する旅」

小田原城といえば「小田原攻め」「小田原征伐」(小田原の人は「小田原合戦」と言ってます。)とよばれる豊臣秀吉の命により全国の諸将が率いる約18万の大軍で陸海から行った日本史上最大の城攻めですが、この戦いがどれくらいのものだったかを知るには車じゃないととても訪ねきれません。はじめに徒歩で小田原城の天守から秀吉の作った石垣一夜城の位置を確認し、車でそこに向かい、その場に立って小田原城を俯瞰してみる。そして伊達政宗がどこに陣を構えていたか、徳川家康はどこにいたか、毛利の水軍はどのあたりだったか、実際に車を使って市内をめぐるのも楽しいですよ。

箱根に行くんだけど、観光行動起点を小田原にするだけで新しい発見が生まれるのではないでしょうか?どこを軸に観光を始めるかによって旅の目的も変わってきたりします。定番観光地に行く方にとってはこの発想は意外と大事かも。