インバウンド体験コンテンツ造成の先生やってきました

お知らせ

2023年12月5日は、新潟県上越地域振興局主催の上越地域インバウンド関係者向けインバウンド体験コンテンツ造成ワークショップでした。私の役割はワークショップの講師とファシリテーションということで、約一時間の中で「体験プログラムとは?」から始まり、「人気のプログラムにはどんなものがあるか?」を知っていただき、後半は参加いただいたみなさんでチームを作り、この地域の特徴を生かした訪日インバウンドの体験プログラムを作っていただくという内容でした。

ローカル紙でもご紹介いただきました。
外国人観光客にどう発信?インバウンド向けツアーを考えるワークショップ上越市で開催

体験プログラムの市場はなぜ広がらないのか?

・人手が足りない
・土日しか売り上げがない
・時間に縛られる
・言語対応ができない
・ガイドさんがいない
・商品認知度が低い

などなど、まだ首都圏や関西のような地域とは異なり、インバウンド外国人が多く訪れていない地域だけに、やる気と興味はあるものの、できない理由が先行してなかなか地域に定着できていない現状であります。

今回は一般的な観光商品と体験コンテンツの違いを学び、海外のOTA(Online Travel Agency)の中ですでに人気になっている日本の体験コンテンツから垣間見える商品造成のポイントを説明させていただきました。

その後のワークショップでは、チームに分かれた後、普段「この地域には何もない」とついつい言ってしまうところ、今日は「何もない」は禁句として、上越、妙高という地域にある資源をブレストして集め、その中からキーワードを組み合わせて、外国人が喜びそうな新しい商品を造成するという作業を行いました。

真っ白な紙を渡されて「ツアーを考えよう」と言われても、まとめられる人はそうそういません。
頭を柔らかくして、自分の中にあるキーワードやヒントを具体的に書き出して、
それをつなぎ合わせるという手順を踏むだけでも、頭の中が活性化して、想像力が高まってきます。
いつしか各チームのメンバーの頭の中は沸騰しはじめ、喧々諤々の議論がはじまります。

こういう機会を用意し、みんなで一つのことに集中して議論することはとても大切。
同じ地域に住む人が初めて出会い、自分たちの住む地域の魅力をあらためて共有しながら議論をするので親近感が半端ない。
終わった後には初めて会ったばかりのメンバーなのにまだまだ話足りないという感じで、懇親会も引き続き大いに盛り上がりました。

参加者から「インバウンドおもしろい」「チャレンジしたくなった」という声をいただきました。

来年の桜が咲くころにはいくつか商品が生まれていることを期待しています。