先日、リゾートホテル経営者の友人と話した。
彼曰く、究極のリゾートは「南の島だ」と。
彼自身のリゾートでの過ごし方はランニング、ローカーボな食事、プールサイドで読書。
これを繰り返しても全く飽きない。
毎年ハワイに行くようなリピーターはこういう過ごし方で一週間でも二週間でも楽しめる。
一方、生まれてこの方、週末の一泊二日の旅行を繰り返してきた日本人にはそういったリゾートでの過ごし方は物足りないし、それこそ時間がもったいないといって外に出かけてしまいそうです。
ホテルとか旅館は夕方にチェックインして、風呂に入り、たっぷりのご飯を食べて、寝る。翌朝、朝食を食べたらそそくさと荷物をまとめてチェックアウト。総滞在時間はせいぜい14~15時間くらい。その半分は睡眠。もっと宿泊施設内でゆったり過ごす「癒しの時間」があってもいいんですけどねぇ。
コロナ禍により、バタバタした観光より、密を避け、早めにチェックインして外出せずに過ごすスタイル、連泊してゆっくり過ごすスタイルが広がっているようですから、その数時間でも長くなった滞在時間をお客様任せにするのではなく、新しいチャンスととらえて、ホテルの使い方や過ごし方を提案をしてみてはいかがでしょう。
リゾートホテルにご提案。
朝のコーヒータイムをチャンスに変える。
宿泊施設では日常から離れてゆったり過ごしたいお客様に至れり尽くせりのサービスを提供することで評価をいただいていますが、ここでは至れり尽くせりではなく、お客様自身にホテルクオリティーのコーヒーを淹れてもらう「バリスタ体験を提供する」のはどうかと。
焙煎したてのホテルクオリティーのコーヒー豆を用意。
手回しのコーヒーミルで香りを楽しみながら、ゴリゴリと豆を挽く。
ドリッパーにセットし、最適温度のお湯を少しずつ注ぎながら、
ゆっくりと時間をかけて自分のためだけに一杯点てのコーヒーを淹れる。
そして、ゆっくりと朝食。
リゾートホテルでの自分のためのスペシャルな体験。
お客様の記憶に残るサービス。
宿泊したお客様にとってはせっかくの旅行機会。
非日常体験をしてみたいわけですから、きっとよろこばれるのではないでしょうか。
きっといつものコーヒーよりおいしく感じますから、
館内でそのコーヒー豆を販売すればさらに売り上げにつなげられると思いますよ。
体験の記憶と味の記憶を持ち帰っていただけますから、結果リピートへつながるかも。
※新規事業100のカテゴリーは、私の思いつく観光系新規事業を日々書き留める場所。
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