今話題のZ世代(1990年半ばから2010年代生まれの世代)が注目しているのが「昭和レトロ」。
私のような還暦世代からすればかつて日常だったものが新しい世代には新鮮で魅力的なデザインに見えているようです。
最近では、西武園ゆうえんちの大人気ぶりがその象徴として取り上げられていますね。
ホテル業界でもさっそくZ世代向けの宿泊プランが登場。
オリエンタルホテル 東京ベイの「昭和レトロ2.0」プランは昭和の部屋にはこたつが用意され、ミカンを食べながら、なつかしのボードゲームや・カードゲームなどを楽しめます。
流行を感じたらすぐに宿泊プランを作り、ニュースリリースを行って集客するというスピード感が感じられますね。ついつい「さすが東京のホテル!とてもマネできない。」と思いこんでしまいます。
でも、「昭和レトロ」のことなら地域のほうが有利!
東京のホテルはわざわざデザインして、「昭和」をかき集めなければなりませんが、地域では周りにあるものを集めるだけで、新しい宿泊プランが作れる。でも、昭和レトロというならば、東京ではなく、全国どこにでもまだ現役で残っていますよね。
「昭和の街並み」となるとなかなか多くはありませんが、一歩家の中に入ると昭和そのままが残されたご家庭はものすごく多いのではないでしょうか?
しかも、なんでもかんでも捨てる風習がない「蔵」をもった農家さんや町家にはおそらく昭和のお宝がゴロゴロと詰まっていると思います。
「昭和レトロ」を取り込んだ商品はようやく東京のホテルで販売されだしたばかりです。
全国に広がるにはまだ時間がかかりますので、「東京がやりだしたならばこちらの地域でもやってみよう」というスピードでも結構間に合うものです(笑)
昭和部屋に宿泊したあとは、昭和が残る家に招待して、昭和グルメを一緒に作るとかの体験を売ってみるのもいいですね。ここまでやれば東京のホテルにコンテンツで負けることはありません。
※新規事業100のカテゴリーは、私の思いつく観光系新規事業を日々書き留める場所。
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