新しい学習塾のあり方 1日こどもを預けられる滞在型旅ナカ学習プログラム 50/100

新規事業100

うんこドリル、阪神タイガースかんじドリル、はじめてのカープ英単語ドリルとか、ご存知ですか?
問題のたとえがすべてうんこだったり、阪神の選手のプロフィールについてだったりするおもしろ学習ドリルですが、苦手な強化も楽しみながらできるということでヒットしています。

校庭を8周するとうんこが1こもらえます。うんこを6こもらうには校庭を何周すればいいでしょうか?
うんこをもらうために必死で走る姿を想像しながら考えるなんておもしろいですよね~
カープドリルや阪神ドリルはもっと「濃い」ファン向けで、
元カープの北別府学は(     )づくりが趣味だ。⇒( )に「野菜」の英単語を書く問題
トラッキーが中谷選手と水泳(漢字の読みを書く)で勝負したいそうだ。「むりやろ。」
のようなマニアがニヤリとしてしまいそうな問題がこれでもかと出てきます。

地域の風土に関すること、歴史に関すること、産業に関すること等の情報って難しく書いてあるものばかりですよね。そこに住んでいる人たちでも学校ではあまり教えてもらえないし、学校を離れてしまうと学びの場所って少ないのではないでしょうか?

だから、地域の人たちが外の人たちに地域の魅力を聞かれても共通の自慢話ができないので地域のアイデンティティーが伝わらない。という問題が発生しているように思います。

できれば地域についてうんこドリルや阪神ドリルのようなエンタメ表現でのアップデートをしてみてはどうかと思います。

そして、できればそれをみんなで集まって大真面目に勉強する場所があればなぁ。と。

一方で地域の学習塾はいま、少子化や地域離れによりどんどん子どもが減ってしまい、経営が厳しくなっています。地域に住んでる子どもだけであればこれから先も細っていくばかりとなります。

①地域のオモシロ学習ドリルを地域住民のために教える塾
 地域についてまとめなおしたドリルを地域の皆さんとともにワークショップ形式でわいわい言いながら回答したり、もっとおもしろい表現ならないものかと議論しながら作り上げていく教室はいかがでしょう。

②旅行者の子ども向け地域オモシロ学習ドリルで勉強を教えてくれる週末教室
 スキーリゾートでは親が山の上に行っている間、こどもをスキー教室に預けることがありますよね。最近はハワイとか行けなくなっているのですが、リゾートで数日から1週間過ごすファミリーにとって、せっかくリゾートに来たのに四六時中家族全員で行動するのは疲れるし、親だけでショッピングやゴルフ、マリンスポーツをしたいなんて気持ちになるのですが、子どもを1日預かってくれるところがない。
そんな時にオモシロドリルを使って、地域のことを面白おかしく伝えながら「国語」「算数」「社会」「英語」等を教えてくれる教室を作ってみてはどうかと。

キャンプ場で自然を目の前にしながら、植物の名前、昆虫の生態、地形の不思議等を一切わからずに過ごすより、おもしろおかしく学習しながら過ごす塾があったら、おとなも子どももよりキャンプが好きになるのではないでしょうか?

「冒険少年」というテレビ番組がありますが、あばれる君とかが無人島から脱出するためのプロセスや自ら買った山で小屋を建てたり、キャンプを楽しんだりする姿をドキュメンタリータッチに描いています。(最近は過剰演出気味(笑))
視聴者は次にどんなハプニングが起こるか、ドキドキしながら見ているわけですが、あの番組のよさはそれだけでなく、出演者が自然のものを使って道具を作ったり、100均のグッズを脱出に使えるか試してみたりする中で、科学的な根拠とか、なぜ使えたのかの説明を詳しく解説しているので結構ためになったり、納得できたりしているところじゃないかと思ってます。

テレビを見ていると、とんでもないチャレンジをしているようでも、そこに理由や理屈があることを学んでいるので、結果、番組内でオチがつくのですが、実際に家族でキャンプしているときにそんな説明をしてくれる人はいないから、意外と行き当たりばったりで終わってしまう。

ということで、現地で地域のことをよく知った先生が受験のための学習ではなく、地域のことやキャンプのことなどの知識とともに1日教えてくれる塾を作ることで、親も安心して1日預けられるし、塾のあとには地域の歴史や文化、自然のことを学習した子どもたちがもっと楽しく滞在できるというシナリオが成り立つのでは。

学習塾の先生。とくに社会・理科が得意な先生。
リゾートホテルやキャンプ場と組むと夏休みや週末に一儲けできるかも。

※新規事業100のカテゴリーは、私の思いつく観光系新規事業を日々書き留める場所。
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