先日、秦野市を車で走っていたら、お昼時にキッチンカー（移動販売車）が集まっている場所があり、イベントでもやってるのかなぁと思って調べてみたらとても面白い取り組みを発見。「フードトラックパーク」という名前でもともとロードサイドのレストランだったところにキッチンカーを集めて昼から夜まで営業していたのです。ドライブスルーでも買えるし、モバイルオーダー可能、イートインもできる場所になっています。キッチンカーの希望により、出店日が決められるようなので、利用者は日替わりでいろいろなメニューを楽しめます。
レストランが退店した後に、内装外装工事はほとんど必要なく、人も雇わず、キッチンカーだけを集めて、場所代と販売した分の歩合が収入ですから、ローリターンかもしれませんが、ローリスクですぐに始められそうです。うまいこと考えましたね。
都心の郊外立地のロードサイド店はそれなりの家賃がかかると思いますが、ローカルの空き店舗は結構安く借りられそうですし、今、見映えもいいキッチンカービジネスは手軽に始められる起業・副業の手段としてますます増加中ですから、今後ロードサイドにキッチンカーを集めるビジネスは増加していくかもしれませんね。
一方で、都心でどんどん増えているキッチンカーの悩みは出店場所。
せっかく一念発起してビジネスを始めたものの、希望の場所で商売ができない。出店料が高くてペイしない。
キッチンカーオーナーより、出店場所を仲介している会社のほうが儲かっているんじゃないかと思うほど、みなさん困っていらっしゃるようです。
平日は都心でランチ需要獲得のために奔走しているキッチンカーのオーナーさんに、週末は観光地でリラックスしながら販売する「週末観光キッチンカー」はどうかと。
観光地に行ったときに意外と食事場所がなかったり、満員で並ばされたり、狭かったり、古かったりして満足できなかった記憶って多々ありますよね。その解決のためにも、都心にたくさん存在しているキッチンカーの皆さんの週末向けビジネスとして地域の観光地でスポット営業をするイメージです。
移動販売の許可は「販売する地域の保健所で営業許可を取得」する必要があるので、いつでもすぐにとはいきませんが、土日祝日に観光客が多い立地のところで販売ができれば、イベント販売より効率的かもしれないなと思います。地域にとっても週末がお祭りっぽくなってにぎやかになるのはウェルカムではないでしょうか。
キッチンカーでビジネスを始めたものの、すでに厳しい競争にさらされて挫折している方も出始めているようですから、こういったチャンスはありかもしれませんね。
※新規事業100のカテゴリーは、私の思いつく観光系新規事業を日々書き留める場所。
一緒にやれそうなときはぜひ声をかけてください。
100までやります♪
