観光産業にとっては、県民割も再開し、しばらくするとGOTOトラベルも始まりそうな明るい兆しを感じさせる春となってきました。消費者はこれから夏にかけてここ数年に行きたくても行けなかった旅行に動いてくれるでしょう。リベンジ消費っていうやつに期待したいです。
現在、観光地の方と話をするとここまでなんとか雇用調整助成金や給付金、特別融資等により、食いつないできたものの、ずいぶん人が減ったり、入れ替わったりしながらもギリギリのスタッフで現場を回してきました。
ここへきてゴールデンウィークにも予約が入り、活況を呈しているようなのですが、実はスタッフを削りすぎたために、すべての客室を開放することができないという新たな悩みが生まれているようです。飲食店にとっても同様で急激なお客様の増加にオペレーションがついていけない状況が見られます。ここからしばらくは需要に対して、きちんと対応できるようになるまで「うれしいけど、大変」な時期が続くのかもしれません。
少子高齢化により、人手不足は慢性的な課題になっています。
テレビCMやネット広告でもこれだけの求人広告が発信されているわけですから、まずは給料や時給の高い都市部中心に人材は集まるでしょうし、地域の宿泊産業にはなかなか回ってこない心配があります。
そこで、「高校二年生向け宿泊商品」
全国の高校二年生をターゲットにして、低価格で宿泊を提供することを条件に、宿泊施設のお仕事体験を楽しんでもらうという企画商品。
これから進学や就職をどうするか?これから先について一番悩んでいる年ごろの高校生に「職業選択肢を提供」するということです。
・旅館・ホテルの一日の業務
・フロントの仕事
・客室担当の仕事
・調理場・厨房の仕事
・集客・マーケティングの仕事
それぞれを実際の担当者から説明、実際に経験してもらうことにより、仕事に興味を持っていただけるでしょうし、スタッフとの交流も生まれます。
いざ、就職を考える時が来た時には「知っていたか、知らなかったか」「顔が見えているか、いないか」の差はとても大きいと思います。宿泊体験・職業体験を商品にすることで一歩リードできるといいですね。
夏休みにそんな企画を提案して、この先の訪日インバウンド復活までにフルスペックで営業ができるように準備を整え始める時期が来たのではないかと思います。
※新規事業100のカテゴリーは、私の思いつく観光系新規事業を日々書き留める場所。
一緒にやれそうなときはぜひ声をかけてください。
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