旅ナカラボ

アイディアメモ

都市近郊農村の可能性~できることをふやす農家体験

先日、福島県にある猪苗代湖の南、湖南町に行ってきました。猪苗代湖といえば普通は湖北がメイン、野口英世記念館や磐梯山、五色沼方面への観光が有名ですが、実は県の観光ポスターで磐梯山と猪苗代湖が一緒に入った写真はほとんどが湖南。猪苗代湖の絶景スポットなのです。そして、会津若松城と白河城を結び、奥州街道や越後街道を通じて江戸と越後、佐渡をつないだ白河街道の宿場町としてかつては繁栄していたそうで、豊臣秀吉がRead More...
アイディアメモ

次はウェルネスツーリズムがキーワード

ここにきてツーリズム業界でよく聞く「ウェルネスツーリズム」という言葉。ヨガとか瞑想、フィットネスだけでなく、スパで癒される、ヘルシーな食事をいただく、地域の人たちとの交流などを総称して「ウェルネス=豊かな人生」と解釈し、それらを提供する旅行の総称としてウェルネスツーリズムといっております。癒されるもの、気持ちが整うもの、倫理的に正しいもの、すべてが豊かな人生につながっているという概念でしょうか。 Read More...
小田原メモ

小田原のEVカーシェアは箱根に来た人の移動手段としてピッタリなのではと勝手に考えてみた

小田原にはeemoという名前のEVカーシェアサービスがあります。このサービス、電力の地産地消を目指す湘南電力という会社が地元小田原でつくった再生可能エネルギーを使って主に充電を行うというエコで、カーシェアとして運用されているそうです。停車時にはエネルギーリソース(蓄電したものを他の用途で使う)、災害時には地域の非常用電源として活用されるという社会的価値の高いサービスですね。 カーシェアとは複数の会Read More...
アイディアメモ

通年観光のポイントは「分断」にあり。長年の分断をつなぎなおす作業が大切。

祭や集客イベント等を軸に一時的な集客で成果を残すイベント観光、海水浴やスキーなどの季節的な観光で地域の観光入込数をモノサシとして評価してきたこれまでの観光は、何人来たか、何人集めたかだけで見るとすごく地域に人を呼び込めているように見えるのですが、一方で1年のうち数日、長くても数ヶ月しか観光客が集まる期間がないために「観光業」として食っていける事業者が少なく、観光を目的とした地域活性化はなかなか実現Read More...
新規事業100

祭を保存して再現するというビジネス 115/100

そろそろ夏が近づいてきましたが、町なかで生まれ育った私としては夏の祭りというと盆踊りくらいしか思い出がなく、あまりおみこしを担いで町なかを練り歩くお祭りに参加した記憶がありません。そんな私ですが、一番好きな祭りは祇園祭。唯一、祇園祭の時だけは京都に行きたくなります。40年以上前になりますが、学生時代に市役所前の辻回しの桟敷席のアルバイトで間近に見たときの印象があまりにも強かったからでしょうか、それRead More...
新規事業100

長い距離を歩けない高齢者も楽しく旅行したい。観光タクシーはこれから伸ばすことができる市場のはずなのだが。。。114/100

縁あってタクシー業界の事業開発支援の仕事をしています。ということで観光タクシーについての提案をふたつほど。 ドアツードアの送迎ができて好きな場所に行けて時間配分も柔軟に対応ができるのがタクシー。電車にもバスにもできません。(料金の話はおいといて)アフターコロナで高齢者層がようやく外出し、旅行に出かけるようになった今、高齢者向けの観光タクシーは確実に伸びる市場ではないかと思っております。しかしながらRead More...
新規事業100

地方創生を目指す若者たち~人材不足で困っている地域観光のみなさんにチャンス 113/100

旅行会社の人事担当の話を聞きました。近頃の就職試験では、志望動機の大半が「地方創生」「地域活性化」をやりたいという理由で応募をしてくるそうです。 私が入社したころ(40年くらい前)はまだ旅行がぜいたく品だった頃。学生の志望動機は「ツアー企画がやりたい」「添乗員がやりたい」「海外旅行を広げたい」「日本のよさを海外に広めたい」と、さまざまだったような気がします。インターネットが広がる前(平成のはじめくRead More...
アイディアメモ

「食」で地域を盛り上げるために必要なことがなんとなくみえてきたという話

旅ナカラボは「日本の旅をもっとおもしろく」するため、地域の観光シーンに入らせていただき、いろいろとお仕事に取り組んでいるところであります。企業理念ではなんとなくそれっぽいことを書いてはいるものの、わが社で投資を行い、ビジネスモデルを持っていればわかりやすいのでしょうが、「観光新規事業開発支援」という仕事というだけでは具体的に説明するのはとても難しく、ひとつひとつの事例の積み重ねで実現に一歩でも近づRead More...
アイディアメモ

訪日インバウンドの大波~高付加価値化はあとにして価格再設定から

観光庁が訪日インバウンド市場復活に向けて打ち出しているのが「高付加価値化」。海外からきて高額消費をしてくれる富裕層のことを「高付加価値旅行者」と位置づけて誘客をしていきましょうという取り組みです。 観光庁の説明によると、高付加価値旅行者(着地消費100万円以上/人の訪日外国人旅行者)は、コロナ前には訪日外国人旅行者全体約3000万人のうちの約1%(29万人)に過ぎなかったものの、消費額(約4.8兆Read More...
新規事業100

お花見を高付加価値型ビジネスとして考えてみる 112/100

今年はお花見の時期が例年よりずいぶん早く、4月にはいったところで東京のソメイヨシノは終了。満開宣言が出た後で長雨があったことも手伝い、なかなか落ち着いてお花見をする時間がとれず残念でした。 ただ最近はテレビでもインターネットでもリアルタイムに映像を見せてくれるのでこの時期はどこを見ても満開の桜の映像を楽しめます。 城のお堀を彩る桜。川の土手沿いに並ぶ見事な桜並木。道路両脇に延々と続く桜のトンネル。Read More...